ある夏の夜の出来事
ある夏の夜。。。ハワイ島。。。
私達は冷えて固まった溶岩の上をひたすら歩いていた。
十数人が一列に並び、手元の小さなライトを手がかりに、でこぼこの溶岩の上を目的地目指してひたすらに。。。
目指すは今まさに生きて動いている地球の血液。。。「溶岩」が流れている場所。
まだ少し薄暗い午後7時過ぎから歩き始め、途中でお弁当を食べながら休憩をしつつ歩く。
溶岩を見て帰ってくる人たちとすれ違う。まだ多くの人たちがいた。
溶岩の場所までどのくらいの時間がかかるのか?帰ってくる人たちに聞く。
「あと45分くらいよ。」
「2時間半はかかるよ。」
答えはバラバラ。。。
すっかり暗くなった空には星と月。ここが本当に地球なのか。。。とても幻想的な時間。
休憩もそこそこに、必死に歩くが、なかなか目的地には到着しない。
もうすっかり夜中。他に人は見かけなくなった。
私達は選択できた。
「行く」か「戻るか」
だれも「戻る」とは言わなかった。
私はここまで来たのだから絶対に行きたい!と、そう思った。
自分の前を進む友人の足跡を頼りに、小さなライトに照らされた自分の足元を見て、黙々と進む。
目的地に到着することを信じて。
そして夜中の12時を過ぎ、目的地にやっと到着した!
そこはぽっかりと穴が空いて、川のように溶岩が流れているところだった。
熱い!ものすごく熱い!!!
そして言葉に出来ない感動だった。
生きている地球そのものだった。。。
帰りは歩きなれたこともあって、半分くらいの時間で返って来られた。
車まで戻ってしばらくすると、私達を祝福するかのように雨が降ってきた。
宿泊先まで戻る頃には空は明るくなっていた。
なぜかこの夜の出来事を先日夜中に思い出した。
そして、人生と同じだなって思った。
「目的地」が決まっていたとしても、自分が進めるのは、小さいライトに照らされた一歩だけ。
その一歩をひたすらに積み重ねるだけ。
もし夜じゃなかったら、私は溶岩までたどり着いただろうか。。。
果てしなく続く冷えて固まった溶岩の海を見て、うんざりしたのではないだろうか。。。
小さいライトに照らされた一歩に集中して一生懸命歩いたからこそ、たどり着けたのだと、そう思った。
私達が進めるのはいつでも一歩だけ。
いろいろなことを学んだハワイ島。
女神ペレに守られていると感じた夜だった。。。
MAHALO(ありがとう)


Recent Comments